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      「犬が自発的、かつ意欲的にしつけや訓練に取り組む方法」として紹介されていることがあります。  
      オペラントトレーニングとは、オペラント条件付けを用いたトレーニング方法であって、意欲とは無関係です。  
      また、自発的ではありますが、それは犬の自由意志によるものとは言えません。  
      なぜなら行動分析学において、自由意志というのは幻想であるとされているのですから。  
      さらに言えば、ぶん殴って吠えないように教え込むのもオペラント条件付けです。  
      「しつけをして問題行動が減ること」を、オペラント条件付けにおいては「罰」と表現します。  
      「罰」は、行動が弱められるという意味で、私たちが日常で用いる、叱る、罰するという意味ではありません。  |